豆腐

まだ夏じゃない

2014/05/25 23:10

大切なものを失いたくないという気持ちは全人類、あるいは全生物共通の願いであるとおれは考えているが、たとえばそれは愛する人やものであったり、財産であったり、命そのものであったり、失いたくないという気持ちがあるからこそ、わたしたちはそれを守る手段を考え、実行し、それを大切に守るわけで、それはきっと知能や思考ではなく、生きとし生けるものの本能ではないかとわたしは考えているが、それにしては人類は脆弱であり、たとえば高いところから落ちたり、のどに何かを詰まらせるだけでその存在はたやすく失われ、大切なものと永遠(ここは「とわ」と読みましょう)の別れを告げることとなるわけで、逆に言えば、だからこそ生命は尊い、と言うひともおられるわけで、わたしたちはもっと強くならればならぬと常々思っているのだけれど、それにしてはホモ・サピエンスがこの地に現れて幾万年経ったかしらんが、いつまで経ってもアーキテクトたる神株式会社はアップデートパッチを配布しようとせず、福通歯痛生理痛といった不具合の解消を繰り返し訴えているにもかかわらずユーザサポートはテンプレメールのひとつもよこさず、そろそろ消費者センタあたりに指導されるべきであると考えているのだけれど、基本無償で地球というソリューションを運営しているので、まあ対応しようにもリソースが不足しているのかもしれぬ、と一定の理解を示さないこともないが、どうしても納得いかないのが睾丸、つまりキンタマという存在であり、なぜ神はあのような究極の急所をあんな形状にしてしまったのか理解に苦しむわけで、たとえばハードウェア障害の際に交換しやすい等、アクセスの利便性を優先したのならまあ納得できなくもないが、基本的に人体はバックアップが存在せず、特にキンタマは非常に重要かつほぼ内臓の一部であるにもかかわらず露出しており、冷却性を優先したとはいえ、それならPCでいうところのクーラめいたものをあらかじめ用意しておいてしかるべきだし、さらにはハードケース的なプロテクタがなければ片手落ちもよいところで、これは人類設計にあたった神株式会社のエンジニアのヒアリングがいい加減で、詳細設計の時点で必須といえる仕様がすっぽり抜け落ちていたという証左で、プログラマもその不備に気づいていながら実装を行った可能性もあり、これはヘタをすると法廷沙汰になってもおかしくない瑕疵であって、われわれ人類は神株式会社を相手取ってキンタマリファクタリング、あるいはフルスクラッチでの再開発を要求すべきではないか、などと考えているのだが、神がキンタマの再開発とか言ってると、ぼちぼちガチなひとにメッチャ怒られそうなので、キンタマはなるべく自分で大事にするようにして(みんなだいすき自己責任!)、神株式会社のことは忘れてお酒をいただきたいと思います、はい。