豆腐

まだ夏じゃない

シーシャシーシャシーシャ

前々から興味はあったし、サービスを提供している店があるのも知っていたけれど長らく忘れていて、昨日突然思い出して向かったのは水たばこことシーシャの店で、「札幌 シーシャ」でググれば場所はすぐに分かるが、実際行ってみると非常に入りにくい雰囲気ではあったのだが、ここまで来て帰るのは男がすたるというか本末転倒なのでドアをくぐると、そこは実にオリエンタルなアトモスフィアに満ちたシャレオツ空間で、こりゃおれは場違いにもほどがあるななんて思ったのだけれど、ともかく店長に初体験であることを伝え、おすすめのフレーバーであるグレープを試してみたのだけれど、シーシャは水たばこという名ではあるけれど、いわゆる一般的な煙草とはまるで違い、味や香りをじっくりと楽しむものであった。普段は手巻き煙草を吸っているのだけれど、たばこにも吸い方のコツのようなものがあり、スローバーニングというテクニック(?)を身につけると、これまで吸っていた機械巻き煙草はただのニコチン摂取アイテムだったんだな、と思うようになる。スローバーニングとはその名の通り、ゆっくりと煙草を吸うことで、なるべく低温で煙草を吸うことで、葉のもつ旨味がよくわかるという技術であり、これがうまくいくと、ただの乾いた葉っぱなのにほのかな甘みを感じたりするわけで、これがなかなかおもしろい。で、シーシャはそのスローバーニングとは真逆に、わりと勢い良く吸い込み、煙を肺に溜めずにボワっと逃す感じでやるのがよいみたいで、おれの試したグレープだと、わりとしっかり認識できる甘みと、豊かな香りが楽しめる。なによりシーシャで特筆すべきはその時間で、おれの場合は2時間半くらいかかってようやく吸い終えて、そろそろ終わりっすよと店長に言われて時間を見てアラヤダ! と驚いた次第で、ぼんやりととりとめのないことを考えたり、ニンジャスレイヤーの膨大なログを読みあさりながら過ごすには実にピッタリなアイテムであったわけです。でも煙草でしょ? 臭いし煙たいし体に悪いでしょ? と思われる方もおられるだろうが、紙巻き煙草と異なり、シーシャは水をフィルタとするので(シーシャでググって器具の形状を見てほしい)、ニコチンやタールはその水によってほとんどが遮られるので、煙は出るけれど煙たくないし、その煙に味があるし、フレーバーも無数にあるので、今住んでいる土地+シーシャでググってみて近くにそういうお店があって、なおかつ少しでも興味があるのであれば、ぜひ遊びにいってみてほしい。店長に聞いた話だと、紙巻き煙草は吸えない、吸わないけど、シーシャは好きってひともたくさんいるようなので。なまらレイドバックできますので、ええ。ああ、一応言っておくけど、たばこはたばこなので、当然未成年の方はハタチになるまで我慢してくれ。