豆腐

まだ夏じゃない

2014/06/03 23:37

おそらくは全国あるいは全世界、もしくは広大なインターネットの各所で腐るほど言われていることだろうが、バルスってあるでしょ、あの滅びの呪文っていうの? ラピュタは本当にあったんだ! とか言って意気揚々と上陸したのにあのクソガキども自分たちで豪快にぶっ壊しちゃってあれ被害総額いくらだよ、どこの保険会社だってバルス特約なんてやってねえだろうからラピュタ丸損じゃねぇか、グラサンのおっさんも目が〜目が〜とか言ってる場合じゃないべや、という話はともかくバルスのことだが、ラピュタ設計したエンジニアたちは一体どういう思想のもとにシステムリブートならまだしも完全シャットダウンというか崩壊のキーワードとしてバルスというたかだか全角3文字の文字列を設定し、そんな脆弱なパスワードの入力インターフェイスとして音声認識を採用したのか理解に苦しむわけで、たとえば今度車買おうと思うんだよね、おっ何にすんの? 買い物行くときくらいしか使わないだろうし、スバルステラ とかでいいかなって思ってるよ、なんて口にしたらもうラピュタがドーンするわけで、あんな平文で普通に読めちゃうようにしておいたのは、PCに不慣れな部長課長あたりがポストイットにIDとpwdを書いて貼っておくようなもので、せめてバルスCAPTCHAによる二段階認証、あるいはバルスという文字列を容易に知られぬようせめてMD5あたりで暗号化(とはいえレインボーノートというものもあるそうだからこれはもう使いにくくなるだろう)しておくべきではないかと強く思う次第でありますが、ラピュタというあまりに巨大なシステムなわけだし、仕様変更に継ぐ仕様変更で相当炎上したのだろうなと想像に難くないわけで、少しはエンジニアやプログラマ達に親近感のようなものを抱かないわけでもなく、それで思い出したが、昔豪快にデスマった移植案件でどう考えても不要なロジックがあって、これいらなくね? とPMに言ったら、バグも含めてとにかく全部移植するって条件だからそのまま移植して、というキチガイじみた話だったので、これ絶対いらないけどそのまま移植するって約束だから移植ししとくってコメントに書いたら、先方からどういうつもりだ、とのお叱りを頂き、頭おかしいんじゃねーの? と思いつつも仕方がないのでアラビア語機械翻訳して同様のことを書いたら無問題だったので、この会社、早晩潰れるなーっていうか潰れねーかなーと思っていたっていうか、その案件中は17秒に一回くらいそう思ってたんだけど、あの会社どうなったのかな? 願わくばバルス唱えて自壊してるといいんだけど、ってそう考えるとやっぱバルスバルスでいいのかもしれないな。