豆腐

まだ夏じゃない

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そりゃいくつになっても元気というか老いてもますます盛んに活動される方々もたくさんいらっしゃるのだろうが、おれはそうではなく、30あたりから明らかに体力が落ちたのを自覚しているし、今はもう徹夜なんて死んでもしたくない、というか徹夜したらそのまま死ぬかもしれんなとけっこう本気で思っているのだけれど、よくよく考えたら徹夜が苦手なのは昔っからだし、体力がないのも今にはじまったことではないので、以前にも増して体力なくなったし徹夜もできなくなったというべきで、老いてますます弱体化が進んでおり、これが格ゲーならゲームバランスなんてどうでもいいネタキャラであり、確かにおれはリュウとかケンではないからそれも致し方ないが、でもせめてカウンターヒットで大ダメージとかガードされても五分以上に持ち込める技をひとつくらいくれないかな、というのは一体なんの話だ、と今も疲れと眠気で飛びそうな意識をなんとかつないでキーボードを叩いておるわけで、本音を言えばこんなことしてないでさっさと惰眠を貪る体制に入りたいが、腕立てとか腹筋とかジョグみたいに習慣となっておるものをしないでいるというのはどうにも居心地が悪いもので、なんか書かないとというある種の強迫観念に駆られてしまう体になってしまっていて、体が弱くて疲れも取れなくて一日の終わりにどうでもよいことを書きなぐらないと落ち着かないという、いよいよなにかよろしくない草とか薬物の常用者めいていて、人間こうなったらおしめぇよという貴重なサンプルのひとつとして国に保護してもらえないかなと常々思っているが、いつになってもお前を養ってやるよという便りはなく、便りといえば架空請求が流行ってたころ、住居のポストにいかにもな奴がなにかを投函している現場に遭遇し、おれに気づいたそいつはそそくさと立ち去っていって、ポストを開けてみると案の定お前こういうサイトに登録したけど金払ってないから電話しろよという消印のないハガキが投函されており、こんなもんに引っかかるバカいるのかよと思ったが、ああいう架空請求も100とか200やれば一人くらいは引っかかったよとまるで体験談のように体験談を語っていた彼はほかにも色々とやんちゃという言葉では片付けられないあれこれに手を出しながらも故郷に帰って家業を継いだが元気にしているだろうかと本当はたいして心配してないけど心配するふりをしつつ、おれはもう眠いので寝ます。