豆腐

まだ夏じゃない

23:38

土日を狙いすましたかのように毎度雨を降らせやがる北海道とかいう悪辣な植民地の野郎、今度は連日の猛暑で殺しにきてる感があり、デブにとっては出勤するだけで汗だくになるつらい日々で(しかし痩せるような気配はない)脇汗野郎として名高い小野大輔さんのことをどうこう言える状態ではなく、朝から夜まで歯車としての務めを果たして這々の体で帰宅すると部屋ン中ムッシムシで寝苦しい夜に寝不足気味で健康にも悪いことは明らかで(しかし痩せるような気配はない)、居間の窓を全開網戸にしてもその不快さは変わらず、もともと風が通りにくい作りの部屋ではあるから仕方のないことではあるのだが、しかしこの前ふとしたことで寝室の窓を開けるとけっこう風が入ってくることがわかり、今日は防犯意識なぞクソ食らえ、このムシムシがどうにかなればそれでよいと寝室側も全開網戸にして出勤して汗だくになってつらい思いをし(しかし痩せるような気配はない)、これで多少は部屋の不快指数も下がっているだろうと意気揚々と帰宅すると寝室網戸作戦がバキッと決まり、ここ最近の暑苦しさがウソのように快適で、これが人間の知恵というものよ、とはならず作戦はあっけなく失敗、これまでと変わらぬ蒸し暑さに出迎えられたわけで、種から育ててもうじき植え替えができるかなというところまできたトマトたちが見るからにもう無理っす……とやべぇ感じに萎れてしまっていて、ようやくここまで来たのにここで死なせるわけにはいかんと慌てて植え替え用の土を用意しようとしたが、この土は水を含むと柔らかく膨らむタイプの土で、言い方を変えるとしっかり水を含まないとガッチガチのブロックでしかなく、34歳が夜中に必死に土こね遊びに精を出すこととなっている次第であり、トマトの苗たちにはとりあえずたっぷりと水を与えたが、以前予断を許さない状況下にあることには違いなく、暑さとトマトの生死が気になって今夜も寝苦しい夜になりそうな予感がしております、というか間違いなくなるがしかし痩せるような気配はないしそんなもんで痩せるなら誰も苦労しないしなんでこんな話になったのか俺にもよく分からないので寝よう。