豆腐

まだ夏じゃない

22:31

7月7日と言えば七夕、織姫と彦星の悲恋の物語と思いきやそら自業自得ですわあんたらと以前言ったが(面倒なのでログへのリンクは貼らないし探す気もない)、ご存知のようにこちら北海道は日本国と比較した場合非常に大きな時差があるため、こっちで七夕と言えばだいたいは8月7日を指すわけで、本来なら一年に一回のみの逢瀬であるところが北海道サービスにより二回になっており織姫と彦星は平身低頭して北海道で短冊に書かれた願いを優先して実現してしかるべきだが、こちらは先週までの灼熱がウソのように曇天続きであり、本日も曇り空と雨で天の川などチラ見もできず、今頃あいつら雲の上で盛ってんのかと思うとこの雨もへんな汁とか混ざってそうで非常に不快だが、七夕で思い出すのは町内会の子供たちが集まって家々を巡り、「ロウソクだーせーロウソクだーせー」と声をかけていく謎の行事のことであり、ちゃんと調べていないから詳細は知らないけれどたぶん昔のなんかの名残なんじゃないかと想像するのだが、このロウソク出せイベは言ってみればハロウィンのトリック・オア・トリートと似たようなもので、本当にロウソクをくださいと言っているのではなく、ちょっとしたお菓子なんかを子供にあげようというイベントであり、ただこれも多分昔は実際にロウソクを与えていたのかもしれんが面倒だからそのへんは各自ググっていただくとして、幼少の頃の俺も友達とこのロウソククエストを行った覚えがあってそれなりにワクワクしたように思うが、上級生たちから、お菓子だけじゃなくてたまにお小遣いがもらえることもあるぞと聞いていたため、同級生たちと「ロウソクもお菓子もいらんから金だけよこせー」という実にかわいくない要求をして家々を回った結果、あのガキどもは何なんだよという実に当たり前な評価を頂き、翌年からはぼんぼり制作のみでロウソククエスト自体が禁止されるという事態に発展して下級生たちにはとても申し訳ないことをした、とはあまり思っておらず、むしろ当時から楽してお金だけ頂きたいと考えていた証左、思ったより俺の人生ブレてないんじゃないかと悪い意味で安心している次第です。