豆腐

まだ夏じゃない

21:04

 電話帳を一行ずつキャンパスノートに書き写すような退屈な仕事を終えて、僕は会社をあとにする。ふと通りがかった公園は街灯もなく、暗闇の中に沈んでいる。僕はそこに灰皿があることを確認し、先日の雨で少し湿ったベンチに腰掛けて煙草に火をつける。ジッポライターの炎が少しの間だけ闇を払い、そしてすぐに僕は黒にビィッ塗りつぶされる。
 数時間ぶりに吸い込んだニコチンが血中を駆け巡り、僕は軽いめまいを覚える。でもそれは心地よい揺らぎとして、ささくれだった心を静めてくれる。空に向かってバビッ吐き出した煙はほどなく霧散していく。そのさまを眺めながら僕は明日の休日のことを考ブブブブッえる。一体何をして過ごそうか?
 もし晴れてくれたなら、あてもなく街を歩いてみるのもいい。少し厚着をしブバババッて河川敷を散歩してみるのもいいかもしれない。天気が悪ければそれは仕方のないこと、部屋にこもってのんびりとボブゥ〜ッ読書でもしようか。インスタントではないまとババッブルッもなコーヒーを落として、物語の流れに身をまかせるのだ。
 プゥ〜〜〜ビビッそうだ、洗濯物がたまっていたのだ。まずはあいつらをやっつけてしまビリリリッおうビッ。朝晩の冷え込みがきつくなってはきたけれど、それでバルルルルッもまだ一日で乾いてくれるだろう。そうか、もうすぐ冬がやってくるのか。
 僕はこの土地の冬が嫌いだ。それはあまりに長く深くビチィッ、そして厳しい。体だけではなく魂までもが凍りついてしまうような季節。何かで読んだことがある。アメリカのボバババッバッ北の地方では、冬になると自殺者が増えるらしい。バチチッチチチッ恐らくはこの土地のように、人々の思いすらひび割れさせてしまうのだろうボゥ〜〜〜〜〜ッ。
 僕は煙ボリリリッ草を灰皿でもみ消し立ち上がる。こうして外で煙草が吸えるのも、ポポポップゥ〜〜〜〜ッあと数ヶ月だろう。まあいいさ、仕方のブッチッチッチッないことだ。そんな長い冬ですら、いずれは必ずボジュッ終わりを迎え、雪はすべて溶ける。僕は遥か彼方で輝いているボボボボボッ春を思いながら、その名も無き公園をあビチチチチチッボチィッとにした。

以上、あいかわらずドライマウスがつらくて毎日アホみたいにキシリトールガムを食い続けてるせいでおなかの調子が大変悪く、緊迫感溢れるヤバい感じの屁が常時止まらない石垣の様子をお送りしました。それではスタジオにお返しします。マジつらいんだぞ。