豆腐

まだ夏じゃない

23:34

昔っからどうにもモノを捨てるのが下手くそであってウィスキーの空き瓶とか風邪薬の空き瓶とかジャムの空き瓶とか空き瓶多いな、とにかくいずれ何かに使えるかもなどと思ってとっておいてもあとになって考えればこれ絶対いらねえよなというあれこれがどんどん溜まっていって気がつけば部屋は魔窟と化していて獣道のようなわずかな隙間を縫うようにして万年布団に辿り着き生活のほとんどをそこで行うようになってしまってというパターンを繰り返してきた人生で、なんでそうなるのかというと先述のようにいらんものをとっておく悪癖に加えて本という存在があるからで、もともとあれこれとハードカバーを買って読んで積んではいたけれどラノベを読むようになってそのペースは急激にアップし前住居では一時期枕元に500〜600冊のラノベが積み上がっていてそれらは当然質量を持ち、また不安定な状態で積み重ねられているため定期的に崩落事故を起こし安眠を妨げられたこと数知れず、これではいかんからカラーボックスでも買って詰め込もうと思ったが部屋のスペースの関係でカラーボックスを置くためにはまずそのためのスペースを確保せねばならぬがそのためには本をどうにかせねばならずそのためにはカラーボックスを置くためのという無限ループに陥って、さらにラノベに加えて同人誌も数百冊のタワーを形成してしまっていて、ラノベはなんとか頑張って200冊くらいは人に譲って、同人誌のほうはユースフルなものを厳選してとらのあなの買い取りサービスを利用してこれも200冊くらい送ってみたら600円弱という極めて高額で買い取っていただけて二度とこのサービスは利用しねえと誓ったりしてみたものの状況は改善せず、これはもうあかんわ、そもそも本がこうやって積み重ねられる形状しとるのがあかんのや、と責任転嫁をキメて仏陀とは異なる悪い方向に悟りを開いていたのだが、今春になんかいろいろあって(今更あれこれ語る気もないが立ち退きのアレな。知らんひとは過去ログ検索してくれ)急遽引っ越しをすることになりここは一念発起、というか物量的に捨てられるもんは捨てないとダメだこれということで心を鬼にして血の涙を流しながらこれはもう再読しないだろうとか買ったけど積んでるといった本をバンバン捨てて(今思えば小説とかは寄付すりゃよかったな)おかげさまで現住居では俺にしてはまだ人間らしい生活を送ることができる空間を維持しており、片付けって大事なんだねという当たり前のことをようやく実感としてかみしめているが、そういえば室蘭で働いて地獄を見て札幌に戻ろうというときにもエロ同人誌の処分に困り、近所をウロウロしてKOFのレオナのエロ同人誌とかまとめて30冊くらいを公園っぽいところに不法投棄したけれど、ませた子供らがこっそり拾って脈々と継承してたりしないかなとか今思ったけれどまあまずないだろうな、うん。

このへんだったと思うんだよな。まだあったら持って帰っていいよ。