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地下鉄の車内で「おーい」「オォーイ！」とイマジナリー・フレンドに呼びかけ続けるタイプの老人に出くわして、元々そういうものなのかそれとも年をとったからそうなったのかは知らんが、正直こういう御仁はなにをするのかわからんという恐怖心が拭えないのでどうしても警戒してしまうのだが、以前なんとなく入った蕎麦屋にいた「ふざけるなよ……」「なんだこの野郎……」「ぶっ殺すぞこの野郎……」と蕎麦を手繰りながら延々とサツバツトーキングを続けていた爺さん（ちゃんとお金は払っていた。俺はそれ以来その店に行っていない）に比べればまだマシだなと思っていたら「オォオーイ！！」「オオオーーーゥ！！」と段階を経てどんどんエキサイトしてきて「フーーーー！」「フゥーーゥ！」でいよいよフロアは最高潮、心のベストテン第1位はこんな曲だった、からのサビいいよね今夜はブギーバック、流行ったみたいだけど俺リアルタイムで聴いてなくてライジングサンロックフェスティバルでハナレグミがスチャダラパーとやったカバーしか知らないんだけどね、などと思う余裕もないくらい警戒レベルを最高にしてたらほとんど叫び声に近い音量で「フールゥーー！！」と言ったきり静かになったので、アニメは弱いけどそれを補ってあまりある量のドラマと映画が見放題のhuluってやっぱスゲエなと思った（隣席だったので実際こわかった）。