監獄島って映画を観たんすよ〜〜

huluの「お前こういうの好きやろ？」機能は正直さほどあてにならんのだが（なぜ執拗に変態仮面をおすすめしてくるんだ。観たいけど）、今日おすすめされた監獄島の「死刑囚10人が孤島に集められて爆弾とGPS付きの足輪（無理矢理外したり安全ピンを抜くと爆発する）をつけて殺し合い最後まで生き残った奴は無罪になるショウをネットで配信して云々」というバトルロワイヤルのモロパクリ独創的なストーリーがちょっと面白そうだったので観たよ。 プロデューサーさん。だいたいいつもすごく偉そうにしてる。アイマスのプロデューサーも似たようなもんなんすかね。よう知らんが。 参加者の死刑囚は手錠と足枷を外す鍵をくわえさせられるとこのようにヘリから突き落とされて海へダイナミックにエントリーします。 あっ。 ボンクラスタッフのせいでいきなり一人死ぬ。 このイケメンは日本人という設定で（実際日本人でマサ・ヤマグチさんという方だそうだ）、マーシャルアーツめいた格闘術やナイフの扱いに長けている。ちなみにこれは海から砂浜に上がって、なぜかポケットからサングラスを取り出して着用する場面。特に伏線というわけでもなく、このあとサングラスくんはどっかで捨てるか壊れるかします。 同じく上陸直後、女性死刑囚を襲おうとしたバカは首を枝で刺されてグワーッってなってる隙を突かれ、キンタマ3回くらい蹴られて足輪の安全ピンを抜かれて爆発四散。 この人が一応主人公らしいが、その確信が持てるまで数十分かかった。元WWEのレスラーの方だそうです。元アメリカ特殊部隊という設定。で、このあとは1時間くらい囚人同士で殺しあったり助けあったり、あと主人公がこの番組を配信してるガバガバセキュリティのキャンプに忍び込んで妻に電話したりと申し訳程度のヒューマンドラマ要素が繰り広げられる。配信アクセス数はうなぎのぼりワーイ。 でプロデューサーご満悦のところ、Pの彼女だか上司だかなんだかよう分からん女が今更「こんなんあかんて……」と言い始めて、本当に唐突に命は大事だよーという道徳の時間がはじまる。これは終盤まで続く。 「本当に有罪なのはこの配信観てるわしらちゃうんか？」と、Pにインタビューしたおばさん。何者かは知らん。配信観てた人たちも「せやな……せやかて……」ととってつけたように神妙になる。で、最終的に主人公と元イギリス特殊部隊だかなんだかのおじさん（スクリーンショット撮り忘れた）が戦ってイギリスが生き残ってワーイ、と思ったら実は主人公が生きていてなんやかんやで主人公が勝ったけど激おこのアメリカは一人逃げ出したPを殺しに行く。 銃を撃ちまくるけど当たらない。なんてことだくそー。 するとさっきのPの彼女だかなんだかが件の足輪持ってきて無言でピンを抜いて「これつこうたらええで……」と主人公に差し出す。銃は当たらなかったけど主人公が投げた足輪は見事ヘリにスポっと入る。 やったぜ。 やったぜ。 で、何の説明もなく車で妻の家にただいま〜！おわり。

数時間前に観たのにもう記憶がおぼろげだが、本当にこういう内容だったはず。違っててもまあ別にいいべさ。いや、テンポ悪いシーンとかあったけど途中まではつまらなくはなかった。演技も決して悪くなかったし、アクションもなかなかだった（特に日本人のひとの動きはかっこいい）んだけれども、後半は明らかに手抜いたというか作るの飽きたのかな？　という内容で、また2時間弱をドブに捨てた現実だけが残った。