豆腐

まだ夏じゃない

19:47

俺が平日目覚めるたびに会社行きたくねーなー帰りてーなー(どこに?)と思うのは、ベルやチャイムを鳴らしたのち餌を与えるというプロセスを繰り返すことでいずれベルの音だけで唾液を分泌するようになるという、いわゆるパブロフの犬が代表例として挙げられる条件反射のひとつと思われるが、これは会社にいったら仕事しなきゃいけなくて、その仕事が俺にとっては嫌なものであると刷り込まれているからで、これはたぶん俺に限ったことではなく老いも若きも男も女も働いている人ならばみんな同じだと愚考するのだけれど、これを改善・矯正するとなると楽しいと思える仕事に乗り換えるか会社自体が超楽しい! と思えるようにしなくてはならずあんまり現実的じゃねぇなあ、新社会人の中にはもう仕事やめてえ、でも食ってくには辞められねえと苦悩しておられる方々もおられるに違いなく、モチベーションの低下というのは企業と本人の両者にとってマイナスでしかなく、しかしここで俺が提案したいのは先に述べた条件反射であり、特定のトリガに対して何らかの報酬を与えることを繰り返し行えばいずれそれは習慣化するはずで、たとえば誰かをデスマに放り込む際などに電極を頭部に埋め込んでやり定期的にA10神経を直接刺激してやれば、いずれデスマのデスと聞いただけで彼は多幸感に包まれるようになって、企業はドリルやダイソーの針金購入といったわずかな初期投資と電気代という微小なコストで社員をコントロールできるし、社員は悔しい……でも……とクリムゾンメソッドそのままにビクンビクンしまくってみんな幸せになるはずなんだけど、はたから見ると地獄そのものだし俺は犬も好きだけど断然猫派だから会社とか行かずに猫もふったり腹に顔うずめて深呼吸していたい。