豆腐

まだ夏じゃない

FF7のアレと海外のみなさん大喜び

いや本当はラブライブの映画のことというか俺がどうラブライブと向きあえばよいかようやくわかったんだよ兄貴という話をしようと思ったんだけども、別に急ぐようなことではないし、たまには話題に乗っかってみようかなということでFF7の話でもしようかなと思ったのでしますが、7ってもう20年くらい前なんだね。俺はたしか街に唯一のセブンイレブン、今はなきデジキューブですな、あれで購入して楽しくプレイした覚えがありますわ。正直な話、すらすら分かって楽しいストーリーとはいえないと思うんだけれども、当時の衝撃たるやまあ大変なもんでしたよ、なんじゃこら、これがゲームかと、ええ。
で、それから10数年経ってスクウェアがどうにもパッとしない感じになって7のリメイクでもしたらええやん、と冗談半分みたいに語られるようになってしばらく経つが、期待させといて結局リメイクしないんでしょ? わかってるんだアタシというテンプレめいた流れができあがって実際リメイクされずに今日まで来たら突然のリメイク発表なわけで全世界が逆の意味でズコーッ! した記念すべき日になったっていうね。あとシェンムーもまさかこういう形で復活とはね。まあ当時札幌のなんとかホールだかでやった制作発表会に進学説明会のついでに行って、おみやげもらっただけで、シェンムー自体はプレイしたことないんだけどさ。おみやげの中に入ってた湯川専務のCDはまだ持ってるぞ。聴いたことないけど。
それはともかくFF7だよ。海外のみなさんも驚いたようで、カンファレンス中継見ながら文字通り嬉しい悲鳴というか絶叫してる動画がようつべとかにアップされてて、ああFF7ってやっぱ愛されてるんだなあ、それにしても愛されすぎてやしないか、愛が重いんじゃないか、それとも何かキメてるのか? とこちらが不安になるような好意的反応で、たしかに俺もFF7は好きだったけれども、そこまで喜ぶことかしらねえ? と思ってふと思い出したのが、元ファミ通編集者である風のように永田こと今はほぼ日乗組員である永田泰大さんがやってた「ゲームの話をしよう」という連載で、これは文字通りゲーム開発者であったり同編集部員やその彼女(つまり一般人)、宮本将軍のような大御所とゲームに関するトーク、インタビューをするという内容。

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

ゲームの話をしよう (ファミ通Books)

この中でフランスのゲーム誌の日本特派員であるなんとかさんが言っているのが、それまでRPGというジャンル自体フランスでは馴染みがなかったそうなのだが、ローカライズされたFF7が発売されるとメッチャ売れてRPGムーブメントが沸き起こるくらいの事態になったそうで、ローカライズされてないけどやりたいゲームがある人は仕方なく英語版買ったりしとったそうでやっぱローカライズって大切よね〜〜という話はまあそうなんだけれどもそれはともかく、なによりデカいのがこのFF7が「マイファーストRPG」になった人たちというのがスゲーたくさんいるのだろうということで、RPG、正確には日本のRPGってこういうのが当たり前だと刷り込まれちゃった人がそりゃもうものすげえいっぱいいるはずで、原体験というやつには抗い難く、そういう人たちにとってFF7というものは、とてもとても特別な存在になっているから、今回のリメイク発表で絶叫してた人たちの気持ちも、なんぼかは俺にも分かる。そりゃ嬉しいに決まっとるわな。思い出補正があってもなくてもさ。
今のところ俺自身はリメイクFF7をプレイするつもりはないし(というかPS4なんて持ってねえよ。石油王くらいしか買えねえだろ)、そもそもいつ正式に発売されるのかとか詳細がほとんどわかってないからね。でも俺と同じくらいのおじさんおばさんや、海外のおじさんおばさんたちは、今日あの発表聞いてものすごくワクワクしたと思うんだよね。ゲームに対してこんな風に思うのって、えらく久しぶりで、なんだろうね、ちょっと楽しいよ。