豆腐

まだ夏じゃない

22:06

今はどうなっとるのか知らんが、俺が小学生のころは夏休みや冬休みといえば自由研究と称する工作とか研究とかとにかく何らかの創作物を提出する必要があり、これもまた学校や時代によって違うのだろうが、市販の工作キットを使うことは許されず、各々手芸や昆虫標本などを作って一ヶ月ほど展示されてバカがゴムボールぶっつけて粉々になるなどの分かりやすい事故があったりして個人的には手先を動かしたり頭をひねってなんか作るのは嫌いではなかったから特に困った記憶はないが、先述の昆虫標本といえばカブトムシやクワガタの成虫になんかヤバそうな毒液を注入してピンで固定するだけ、しかも当時はカブトムシやクワガタは文字通り掃いて捨てるほど生息していたので男子生徒はだいたいそういうのを作っておった覚えがあるんだけれど、そんななかカブトムシはカブトムシでも成虫ではなくまるまる太った幼虫を男らしくピンでぶっ刺して標本と言い張ったオリジナリティ溢れる作品を提出した奴がいて、お手玉とかゴムを動力にしたおもちゃの隣に。ピンをぶっ刺した幼虫が展示されてる時点でサイコパス感があるが、当然防腐加工とかは一切施されていないし幼虫は幼虫で元気なもんだから、展示期間中ピンの傷から体液を流しつつも死なず微妙にピクピクしながらちょっとずつ干からびて変色していくという地獄絵図を展開させて大変評判(間違いではない言い方だと思う)になったが、あの現代アートの作者が誰だったのか、展示期間終了後ちゃんと持ち帰ったのか、そのへんの記憶が一切なくなっているのであれは実際にはなかった、俺の脳が捏造した記憶なのかもしれないというか、そのほうがいろいろ助かるんだけれど、あまり深く追求しないほうがよいのではと思うのでこのへんでやめておく。

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