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帰省の際こちらはいわゆるお袋の味、つまりは普通のめしが食いてえのに絶対エビカニホタテカキといった土地柄馴染みはあるし食えばそこそこうまいが俺は別にさほど好きではない高めの食材、あと握り寿司なんかを出してきてほとほとうんざりしているから、最近は帰省前に、上記の類を出してきても食わないしむしろ捨てる、くらいのきつめの内容の連絡メールを投げるようにしているが、今回の帰省では上記海産物リストからカニ以外全部出してきた上にイクラを追加してきたので、母は日本語を理解していないか、あるいは俺の警告を竜平メソッドとして捉えているか、俺を憎んでいるからあえて無視しているか、老化によりファミコンのセーブデータ並みの記憶力しか残っていないか、可能性はいくつもあるが、いずれにしても事態は深刻だ。