豆腐

まだ夏じゃない

きつねくん

ちょっとなんだか久しぶりに夜の街を歩きたくなって、こまごまとした買い物ついでに数年前通っていた無愛想な水たばこバーでブルーミストを吸い、最初の会社でボロボロになっていた俺をいろいろ助けてくれて以来かれこれ15年くらいのつきあいになる今年50歳になる年上の親友が働いている店に足を運んで、連絡が来ても返事すら返さなかったり調子が悪いから遊びにいけないと不義理を重ねるばかりで長い間顔を合わせていなかったけれど、ともかくお互いなんとか生きててよかったねと生存報告をして、それはそれは久しぶりに終電をすぎてもグラスを傾けながらあれこれと話をしてまたそのうちと別れてから、そういえば晩メシくってなかったぜと調子に乗って深夜の山岡家醤油固め少なめをキメて、こういうふうにひとりでふらふらできるくらいにはなんとか回復したのかな、なんて思っていたらきつねくんがいました。

とっさのことでろくな写りではないが、きつねくんは木の根っこをほじくったり、俺を警戒しつつもある程度の距離を保ってヒョイヒョイついてきたりしていたが、そのうちそれなりに交通量のある交差点を斜め横断して中島公園のほうへ消えていった。えさがなくて山から来たんだろうけれど、こんな街の真ん中まで降りてくるなんて知らんかった。あえてEXIFいじってないので暇でどうしようもないひとは位置を確認するといいよ。それにしても触れそうな距離(北海道のきつねはエキノコックスのアレがあるから実際には触らないけど)できつねを見たのって小学生のころじゃなかろうか。あいつらの鳴き声ってよくコンコンとかわいらしく表現されるけど、実際のところはギャンッとかキェンッみたいないかにもぼく獣ですみたいな鳴き声なんですよね。どうでもいいことだな。どうでもいいついでにメーカーズマークというバーボンをはじめて飲んだけれど、値段のわりによいお酒だと思いますので、ウィスキー好きなひとは飲んでみるといいぞ(いいぞ)。

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