豆腐

まだ夏じゃない

20:39

聞いててつまらない話ランキングで常に上位に食い込むことでおなじみの夢の話をしようと思いますが、幼児のころはゴーストバスターズですら怖くて最後まで見られなかっし、残飯漁る緑色のゴーストの夢を見て飛び起きることがしばらく続いて大変だったくらいだが、さすがにこの歳になるとそんなこともなく、というかむしろ好きなほうで血とか肉がドバーッと飛び散るようなのを観るとウホホホホえっぐいのーウホッオホッとドラミングして楽しめるようになったし、セブンとかミストみたいになんとも言えぬ後味の悪い映画、たとえばセブンとかミストとかそういうのも好きでして、最近は自宅でこまごまと工作しとる間はBGMとしてそういう映画を延々と垂れ流していて非常に捗っているが、ここで最近おれが飲んでいるメラトニンというサプリメントについてざっくり説明する必要があって、これはもともと体内で自然に生成されて眠りに誘う効果があるとされていて今の俺には比較的効果があったものなのだが副作用のひとつに悪夢というのがあって、一体どういうことやと思っていたんだけれども、ろくでもない映画を立て続けに観たせいかもしれんが、ハンターハンターのゴンとキルアがなにか食っていてお前も食えば? と謎のリーゼント野郎になにかが入った器を差し出すんだけれどいやそれはちょっと……とドン引きするリーゼント野郎にキルアがさもありなんと言わんばかりにため息をついて「骨を除けばこれが消すのに一番いい方法なんだけどな」とつぶやいて場面転換、おれはどこかの調理場におりそこにはぶつ切りにされたなにかの肉が転がっていて、寸胴鍋の中をレードルでかき回すと指やボロボロに崩れた頭蓋骨やその中身が浮かんできて、咄嗟にそこから逃げようとしたら大きなポリ袋につまづいて階段を転げ落ち、同時に袋の中身がぶちまけられて腸やらなんやら得体のしれない臓物がドバドバ―っと飛び散って、その後特殊清掃業者みたいなのがやってきて事務的にそれらを処分していくのを見てるだけ、というフルカラーの悪夢を見て飛び起きて以来、いくら眠りやすくなるとはいえメラトニンこわいマンと化してしまったので最近はなるべく飲まないようにして、映画のほうもNetflixのおすすめ機能にまかせて観ようと思って昨晩観たハンガー・ゲームという映画は面白そうな設定だなと2まできっちり見てみたらクソつまらなかったです。吹き替え声優陣が妙に豪華なのはちょっとおもしろかったけど。