豆腐

まだ夏じゃない

トラックパッド氏との対話、軋轢、そして和解(画像追加した)

※画像を数枚追加したよ。少しは分かりやすくなったはず。


100 円の部品交換で MacBook Pro のクリックボタンを修理 - ひ to り go と

トラックパッドのクリック感がイマイチなのをどうにかしたいと思って以前は裏蓋開けたところにあるネジ締める方法でいくらかマシになったかな? と思ったのだがやはり一度気になるとその後起きてる間ずっと気になって過呼吸を起こして失神して朝まですごくよく眠れるので、トラックパッド交換以外でこの鈍くなったクリック感をどうにかできんかと調べていて見つけたのが冒頭のブログです。こちらのブログはMacBook Proの場合だが、以前中身見たときにAirも同じ仕組みだったので超参考になった。リスペクト。ぶっちゃけここ見りゃ、このあとに続くあれこれは読まなくていい。
トラックパッドのあのクリック感はiPhoneのホームボタンにも内蔵されているドームスプリングというやつが生み出していて、そいつを交換してやればクソ高い金出さなくてもあの快適なクリック感が取り戻せるぜ、どうせ中古だしどうなっても知ったこっちゃねえぜ、とAmazonでホームボタンを注文いたした。

Apple アップル iPhone4専用 ホームボタンケーブル リペアパーツ

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例によって品代より送料のほうが高くついたがこれで直るなら安いもんよ、とiFixitとかを参考にチンポとドライバーを交互に握り直しつつトラックパッドを取り外した。裏蓋やバッテリーの取り外しには専用のドライバーが必要で、トラックパッドの取り外しには精密ドライバーが必要になる。専用ドライバーは1000円くらいで売ってたのを、精密ドライバーは100均で買ったやつを使った。トラックパッドとMac本体は曲がらない蝶番みたいなパーツで固定されていて、Mac側とトラックパッド側それぞれ3本、計6本のネジで固定されている。正確にはそれらが右左で2セットある。そんで、トラックパッドを取り外すには、Mac側のネジを精密ドライバーで外してやる必要があるけれど難しいことはないはず。写真取りながら作業してたけど、めんどくさいから貼らない。ググれば見つかるでしょ。
ただ俺のトラックパッドはMac側を固定してるネジのネジ山が全部死んでいたので、やむなくトラックパッド側のネジを外し、金属製のパーツをひん曲げて引きずり出してやった。ざまあ。

ついかがぞう。本来は赤いマルのほうを外すが俺のはあかんかったので青いほうを外して無理くり金具を曲げた。当然オススメはしない。

あとトラックパッドにはロジックボードと繋がってるケーブル、キーボードと繋がってるケーブルがあって、取り外し方にややコツがいる。なんかパタンと倒れるバネみたいなのがあって、それを押し上げてやりながら引き抜く感じ。

ついかがぞう。上がロジックボードと繋がってるケーブルで、下がキーボードと繋がってるやつ。

細かな作業だし、無理に引っこ抜こうとキーボードケーブルのコネクタの一部がぶっ壊れて、原因究明と復旧に2日かけることになるので丁寧に作業しような。この2日で何回ケース開け閉めやらSMCリセットやらしたことか。もう少しでマジでMacBook Pro(当然中古)買いに行くところだった。

ついかがぞう。取り出したトラックパッドとドームスプリングたち。

トラックパッドを取り出したらあとは先述のブログの通りなんだけれど、サイズが違う新しいドームスプリングとトラックパッドの間にアルミ箔を挟み、クリックしたときにうまいこと通電するようにしてテープで固定して元通りに組み戻すだけ。

ついかがぞう。ドームスプリングを交換したところ(アルミホイルはまだ挟んでいない状態)。

ついかがぞう。テープで止めたところ。例によって布テープ。

あとはもとに戻すだけなんだけれど、これも丁寧にやらんとキーボードが死んだりクリックできなくなったりするので、チンポの先っぽを撫でるように優しく作業しろ。

で、トラックパッドやらなんやらがちゃんと機能してるか確認したいので、ネジ1〜2本でバッテリーを仮止めして、裏蓋をセットし、電源を入れて動作確認。そういやいまさらだけど、安全のため作業前にコネクタごとバッテリー引っこ抜いてたら元に戻してくれ。そして外部電源コネクタを接続して起動。もしかしたら電源ボタン押しても起動しなくて焦るかもしれんが、電源ボタン押しっぱなしにしたりしてりゃたぶん起動するから大丈夫。ダメならSMCリセットとかPRAMクリアでもやってみればいいよ。一応外付USBキーボードとマウスを用意しとくといいかもね。どうしても起動しないなら、どっかのコネクタ緩んでるか、単に死んだかなので慌てるな。そんで本体キーボードがきちんと機能していて、トラックパッドも動くことを確認して終わり。もしクリック感がまだイマイチであったり、クリック自体できないようなら、またトラックパッド引っこ抜いてドームスプリングやアルミ箔の位置やらなんやらを調整しては元に戻して確認を死ぬまで繰り返せ。俺はやった。クリック可能なら裏蓋ひっぺがしたら見える調整用ネジをネジネジして納得するまでクリック感を微調整しろ。俺はやった。

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画像はあるんだけれど、組み直してキーボードが死んだのを確認した昨日からつい先方まで懸命な復旧作業にかかりっきりで、もう画像を貼り付ける元気がないので非常にわかりにくい内容ですが、慌てず騒がず丁寧に時間をかけてやればどうにかなります。おかげさまでこうして無事にキーボードも復活したし、トラックパッドくんも健康なクリック感を取り戻しました。僕は死ぬほど疲れましたがそういう日だってあるさ。保証内ならさっさとジーニアスバーに持ってきゃ済むけれど、無保証Macユーザの方はその時のノリでなんとなく自力修理に挑んでみるといいんじゃないすかね(適当)。

100 円の部品交換で MacBook Pro のクリックボタンを修理 - ひ to り go と

今回たいへん参考にさせていただいたところ。リスペクト再び。先人は偉大なり。