豆腐

まだ夏じゃない

It's been a long time. we are back.

windup.hatenablog.com

あのあと結局大急ぎで出かける準備してタワレコ行ったら本当に売ってて、考えるまでもなく音源を手にとってジャケットを見つめながら15秒くらい立ち尽くしてしまって、会計をすますときも卒業証書みたいに両手で受け取って店員さんにありがとうございますと一体なににたいしてなのかわからん感謝を告げて、こんなふうに文字通り震えながら音源買ったのって一体いつが最後だったべかと考えたけれどたぶんメイキングザロード発売のときかな、あのときはまだCDプレイヤーが現役だったから買った音源をすぐプレイヤーで聴きだしたら最初のインスト曲ターニングバックで鳥肌が立って、そっから最後までその鳥肌が収まらないし涙出てくるしで当時は菊水に住んでいたけれどおとなしく家に帰ることなんてできなくてCDをリピート再生しながら東札幌のほうまで歩いたなあ、という石垣少年のことを思い出したりしましたが、それはそれとして今回の新譜、3曲めはぼちぼち好みですが、全体的になんというかすっきりしすぎていて僕はあまりピンとこなくて、そういえばアングリーフィストのときも最初はなんかおとなしいというか妙にのっぺりしてね? 曲自体は好きだけど音はもっとバアーンとしてギャーンしてくれててほしかったのにと思ったものでして、そういう意味では今回の新譜も聴きつづけたらまた感想が変わってくるのかもしれんけれど、期せずして降ってきた衝撃と期待を含めた異様なテンションで聴いたことも含めて今回の曲達はぶっちゃけ肩透かし、英語でいうとショルダースルーで、あんたたちのあのギャーンズガーンドガガガガッとした曲がほしかった、ターニングバックの頭のスネアでもう全部持ってっちゃうようなあの感じがほしかったのになあ、あとショルダースルーはプロレス技の名前だった気がするから肩透かしという意味ではないなあと、結局昨日は一度通しで聴いただけなんですけれどもそういう所感でございまして、俺もそうだし誰だってそうだろうけれど16年とか経てば否が応でも変わっちまうってものはありますしね、こうならいいのになあとブツブツいいながらそれでも16年ぶりのTurning Backを素直に喜びつつ、あとアルバムも作ってんじゃねえの、ねえってことないべとかも考えつつ、しばらくはああだこうだ思いながら今回の音源を聴くのでしょう。

今日のタイトルはブックレットの最後にあった言葉です。久しぶりじゃねえっての。いつか戻ってくるのは分かってたけれど先に連絡くらいしてくれや。