豆腐

まだ夏じゃない

我ながららしからぬと思うが寒くて店の紹介くらいしかできないからしょうがない

というわけで俺とかワンカップ日本酒みたいな存在とは対極も対極に位置するであろうシャレオツなカッフェーというやつの紹介をしとうございます。

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こちらのちょこっとカフェは小樽築港駅からバス(たしか系統番号6番の望洋台線)で5分くらいのニュータウン桜入り口ってバス停の目の前にあるお店でして、正直アクセスは悪いんですけれどもなんかちょっとおもしろい店だったのでね、ちょいと皆様にも知っていただきたいなと思いましてね、ええ。一階は喫煙可能で俺みてえな中毒者にもやさしくて煙草すうアホには厳しい昨今の喫茶店事情においてわたしには大変ありがたいわけでして、もちろんわしのようなニコチンジャンキー席は一階だけで二階は禁煙席ですから喫煙者絶対殺すマンのあなたもごあんしんです。カッフェ―イなので飲食物もありましてわたくしみたいなのがそれじゃあこのケーキセットを、ドリンクはカフェオレで……とボソボソ注文してもちゃんと聞いてくれるし、今回はキャラメルケーキのセットにしてみたわけですが、これもまたうめえんだよ。いつもろくでもない画像しか貼らないが今日はOLのブログみてえにお菓子の画像貼っちゃうぞ。

これがそのキャラメルケーキなんすけどね、キャラメルケーキだから当然だろと言われたらそっすねと言うしかないんだけれど、キャラメルの濃厚な風味がソースやクリームと実によくマッチしてうめえんだよ。36歳のおっさんが食ってもうめえんだ。外はアホみたいに寒いからホットカフェオレも染み渡るわけだ。このセットで700えんだぞお前この野郎、こんな女子供が食うようなもん食えるかよと数年前なら言っていただろうが、最近はわりと積極的にこういうのを受け入れており、ここのセットはもうちょっと食べたいけれどこれ以上食ったらたぶん飽きるなという絶妙なサイズでそれがなんとも憎らしいし、あとドリンクは200えんでお代わりできるし、しみじみとよい雰囲気にひたれるわけだこの野郎。井之頭五郎さんもこれはいいケーキだ……としみじみ絶賛すると確信しておるし、今回は頼まなかったけれどケーキ以外にもドリアとかサンドイッチといったフード類も充実していて、場所が場所なだけになかなか行けないけれど今度はそっちを攻めていきたい。

で、ケーキがうめえってだけの店なら正直けっこうあると思うんだけれど、ここは二階がちょっと変わってて、先に述べた禁煙席があるのと同時にフリーギャラリーも兼ねていて、わしが行ったときはフレスコ画の展示を行っておりました。フレスコ画って言われてもおっさんは教会かなんかにあるやつだっけ? くらいの実質無知状態だったんだけれども、いい機会だからとフレスコ画とはなんぞやというありがたい説明や、展示してある作品をけっこうじっくり見てみたら案外楽しかったわけでして、そのときの展示品はいろんなひとの手によるものがバラバラに飾ってあったんだけれど、あれね、パステルだったりボールペンだったりといった道具そのものとキャンバスとなる漆喰自体の質感や立体感が独特な雰囲気を醸し出していてね、これはアレがどうのこうので独創性にあふれていてなんとかだね……(メガネクイッ)みたいなスカしたことは一切言えず、というかそもそも俺自身は絵なんて描けないからただただほ~へぇ〜とアホみたいに感心しとっただけですが、なかなか新鮮な体験でしたよ。

ちなみにぼくがカッケーと思ったのはこのエイリアンの模写です。フレスコ画であえてギーガーですわ。あともうひとつ、崖っていうタイトルだったと思うんだけれど、その作品がなんとも不思議な雰囲気を醸し出していて惹きつけられたんだけれど写真撮り忘れたからあの感覚は分かち合えないんだな。

それとだ、二階は禁煙席かつギャラリーというわけではなく、謎の扉を開けるとちょっとした別室がありまして、たとえば子どもたちの英語教室であったり主婦の方々が集まってちょっとしたワークショップを開いたりしておるそうでしてね、細かい条件は忘れちまったけれどその白を基調とした実にカフェイ然空間を1時間500円で借りられるそうでして、たとえばふたりとか三人で行ってそこが空いてたとしたらそれでも1時間500円で借りられちゃうそうで、楽器鳴らすとかデカい音出したり暴れたりってのはさすがにNGだけれど中にあるテーブルとか椅子は自由に移動させていいし、流し台や洗面台もあるからメイクとかもできるしで、札幌だと公民館みたいなところでもわりと取られたりしますけれども、どこから見てもカフェだこの野郎というステキ空間を1時間500円で使えるのか……と使うあてはとくにないけれど妙に感動したし、なにより店員さんがとても親切にしてくれてNINJO is good……と来日して数年ぶりにうれしかったので、おいしいコーシー飲みつつゆっくりしたかったりちょっとしたオフ会とか撮影会やったり、あと飲食物の持ち込みはどうだったか忘れたがわりと手頃な価格でパーティとかには十分間に合う量の食べ物を用意してくれるようだし、アルコールは別料金が発生するけれどそれも持ち込めるらしい、要するにいろいろと相談次第でOKなようなので、ちょっと行きづらい場所にあるのはネックだけれどそういう催しの際には選択肢のひとつになるんじゃないかなあと思ったので札幌近郊の連中はこの店、ちょこっとカフェのことをしっかり覚えておけよ、あとギャラリーや別室借りたいときはちゃんと事前に連絡や相談しろよこの野郎(書いてみてわかったけれど俺、食レポブログみたいなの絶対できんわ。これまで内心そういうのすげえバカにしてたしこれからもバカじゃねえのって思うけど、俺には無理だわ。ただちょこっとカフェはいいお店だと思いますよ、ほんとうに)。