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ここ数日はふつうに夜に寝て朝起きることができていて、起きた瞬間カーテンの隙間から覗く薄暗い空を見て今は朝かそれとも夜か当てる二択ゲームに連続勝利しており、この調子でせめて生活リズムだけでも取り戻したいなあと思っていたらチャイムが鳴り、はて何か頼んだ覚えもないし設備点検の類もないはずなのにこの無職の家に誰がと訝しみインターホンで確認すると会った覚えのないこざっぱりとした格好の中年女性が立っており、一体何用かと尋ねると、私は世界的に有名な大工の息子ファンクラブの会員で、今日はクラブの公式設定資料集を云々、と語りだしたので脊髄反射で対話を打ち切ってしまったが、何もあそこまで無下にすることもなかったよなあとやや反省したのだが、今更何をどうできるでもなし、気分転換を兼ねてちょっと出かけようと外出の準備をすませ、少し暖まってから行こうとこたつに入ったら即時意識を持っていかれて目が覚めたのがつい先ほどで、これはやはり大工の息子ファンクラブ会員が大工の息子にあいつ平日のこんな時間に家にいるってのはまともじゃないっすよ、どうにかしてくださいよとチクって、その結果大工の息子がうちのもんに何しとんじゃボケ右の頬の次は左出さんかいコラとケジメしにきたためと思われ、もし今度こういうことがあったらせめてもう少しまともな会話を、具体的にはぼく、かんじ、あまり、よめない、ごめんなさい、くらいの感じの会話をして断れば大工の息子に目をつけられることもないんじゃないかと、寝る前の出かける格好のままキーボードを叩いている次第です。おはようございます。おやすみなさい。